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第8話 企み①

last update تاريخ النشر: 2025-06-13 16:31:00

 ろうそくの灯りしかない薄暗く長い廊下に、窓は一つもない。

 全体が石畳で造られたその通路は、無機質で圧迫感さえ感じる。

 廊下をしばらく歩いていくと、重厚で大きな扉が眼前にそびえ立つ。

 その扉を開くと、さらに暗く不気味な雰囲気が漂う大きな広間が存在した。

 広間へと足を踏み入れた京夜は眉を寄せる。

 たくさんの魔族たちが目の前を通り過ぎて行くのを、不快そうな顔で京夜は睨みつけていた。

「京夜殿、珍しい。このような席には滅多におられないのに」

 一人の魔族がニヤついた顔で京夜に話しかけてくる。

 その話し方から、嫌味だとすぐにわかった。

 京夜は気まぐれで、魔族の集まりに顔を出すことは滅多になかった。

 それをよく思っていない連中がいることも知っている。こいつもその一人だろう。

「まあ、たまには出席しないと、魔王様にお叱りを受けますので」

 面倒くさいので適当にあしらおうとする京夜だったが、懲りない魔族は余計な発言をしてしまう。

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